運動
2018.09.28

指欠損や短指症・弱握力でも乗りやすい『パームブレーキバー』搭載の自転車/体験会レポート

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こんにちは!Hand&Footのチハラです。
先日、PMT社の「パームブレーキバー」を息子たちと体験してきました。

「パーム」=手のひら

「パームブレーキバー」とは手のひらでかけるブレーキバーのことです。

レバーを下に下げればブレーキがかかりぎゅっと”握る”動作をしなくても良いので、指欠損や短指症・弱握力でも乗りやすいものになっています。

今回は佐賀県基山市のウエルビーサイクル工業様という自転車メーカーさんの協力により、赤のカッコいい子ども用自転車をご用意いただきました!

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手指欠損の子どもでも簡単に自転車に乗れる!握る動作が必要ない画期的なブレーキ

次男は生まれつき左手指欠損で、手首から先がありません。

小学1年生になり、兄の影響もあり自転車への憧れが出てきたものの、
片手でしかかけられないブレーキに対し不安があった私は、なかなか自転車の購入に踏み切れずそのままになっていました。

そんな時にHand&Footのメンバーから教えてもらった「パームブレーキバー」!

これは!と、思い息子に写真を見せて尋ねてみると、「乗ってみたい!」

早速福岡市内で試乗会をしてくださるということで、長男も引き連れて行ってきました。

当日は、子ども用自転車だけでなく大人用の折りたたみ自転車もあり、私と長男も試乗してみました。

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ほんの少しの力でブレーキがかけられる!

ブレーキを握らず、手のひらを下に下げるようにかけるブレーキ。

最初は不思議な感じがしましたが、想像以上にしっかりとブレーキがかかります。

しかも、ぎゅっと握らないとなかなかかからない通常のブレーキと全然力の入れ方が違い、本当に少しの力でぎゅっとブレーキがかかるのです!すごい!不思議!

長男もすぐにスイスイと乗りこなし、ブレーキのかけ方も瞬時にマスター。
さすが子ども!

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さて、当の本人の次男はというと…
最初は「ペダルをこぐ」という、人生初の動きに苦戦していたようで…

ブレーキを使うまで少し時間がかかりましたが、ペダルをこぐよりも早くにブレーキの使い方はマスターしたようで、ドヤ顔で見せてくれました。

手首で下に下げて押さえるだけなので、指をほとんど使いません。

しかも、ゆっくり下に下げればジワジワブレーキがかかるし、力の入れ方もすぐに習得。
さすが子ども!

その後は、何度も何度も「もう1回乗る!」と兄弟揃って自転車を楽しんでいました。

「こっちのブレーキの方が簡単でラク!」

すっかり自転車が気に入った次男。
PMT社さんのご好意で、数週間のモニターをさせていただけることに。
数日後、我が家に届いたモニター自転車。次男はめちゃくちゃご満悦…。

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長男も、今自分が乗っている自転車より「こっちのブレーキの方が簡単でラク!」と言っていました。
私も思わず大人用の折りたたみ自転車も欲しくなってしまいましたが、とりあえずは次男の自転車練習から…。

協力してくれる自転車メーカーさんがもっと増えたら、子供も大人も色々な自転車を選んで買って、サイクリングが一緒に楽しめるのになぁ〜。

キチンと自転車安全基準BAA対応品なので、安全面でも不安がありませんし、何より初めて自転車に乗る子供に「ブレーキのかけ方を教える」のが本当にラクです!!

同じ年の姪っ子も今自転車練習の真っ最中らしく「補助輪無しでこげるようになったけど、まだブレーキをかけるのが下手で、まだまだ練習が必要。」と言っていたので、ぜひこのブレーキバーを体験させてあげたい!と思いました。遠方なので無理ですが…。

このブレーキバーを開発してくださったPMT社さん、自転車を提供してくださったウエルビーサイクル工業さんに本当に感謝です!

もう、全ての自転車のブレーキがこれで良いのではないでしょうか…。
とてもユニバーサルだと思います!

ご興味がある方はぜひお試しください!

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「右手の指が3本でうまれてきた女の子」
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この絵本と共に、「初めて会ったとき、どうかびっくりしないでね」そんな気持ちがたくさんの人に届くことを、子どもたちと共に願っています。

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Hand&Footの絵本

いつかふつうに出会えるように。

指が少ない子に出会ったとき、あなたはどうしますか。「ふつう」って何だろう?指がないのは「かわいそう」?この絵本をきっかけに、是非親子で話し合ってみてください。
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