当事者からのメッセージ
2018.03.15

できないことはできること。―右手全指欠損で生まれた私から「大丈夫だよ」って伝えたい

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はじめまして!riiiと申します。

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私は1976年に、先天性絞扼輪(こうやくりん)症候群という、右手全指欠損で産まれました。

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夫、高2の息子、小6の娘の4人家族です。

バレエ、アクセサリー作りが趣味で、現在整理収納、インテリアスタイリストの先生のアシスタントとして働いてます。

Hand&Footに参加して、私が日常的にしている、今はもう当たり前のことが、

産まれたばかりのお子様をお持ちの方々にとっては
「できるのかな?」
・・・と、とても不安に思っているということを知りました。

そこで、今回
右手全指欠損でうまれて、これまで生きてきた私から

おててや足のかたちが
多くの人とはちょっと違ってうまれてきたお子さんのご両親へ

メッセージを贈りたいと思います。

それから、周りに指が欠損している人がいない方にとっても

指が欠損している人って
どんなことができて
どんなことができないのか

そんなことってきっと、聞きづらいし、
なかなか分かりづらいのではないでしょうか。

そんなかたにも、
少しでも想いが届けばいいな、と思っています。

多くの人とはちょっと違うかたちの手足で生まれてきた赤ちゃんのお父さん・お母さんへ。
「どうか自分を責めないで。きっと、大丈夫!」

当たり前が当たり前じゃない…
確かにとても不安なこと。

私の母もきっと、そうだったんだと思います。

私にとって、できること

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そこで、
私にとってできることって何だろう??って考えました。

(今は当たり前になりすぎて
イマイチぴんとこないのが本音です… )

日常的な生活で困ることはほありません。

ご飯を食べること、洋服を着ること
車の運転をして出かける(車は通常仕様で特になにも変えてないです。)
ご飯を作る。家事をする…

自分の髪の毛を三つ編みも簡単な編み込みも
する事もできるし

娘の髪の毛も三つ編みしたり結うこともできる。
踊ることもできるし

アクセサリー作りをする事もできる。

餃子を自分の手でひらひら作って作ることもできる…笑

結婚も出来たし子供も通常分娩で2度も出産できたし…
おむつ変えも抱っこも抱っこしながらの家事もできた。

あ!これはもともと色々と片手でできるクセが付いてたので
ない方の手で抱っこしながらの家事やその他の事も
ちょっと得意げにできたかも??笑

あれ?できないことってなんだろう?

逆にできない事はなんだろう??

右手で物をつかむ事はできない…
(ゆびがお豆なので…)

あとはなんだろう??
逆上がり??

でも、片手は肘で鉄棒を挟んで
ある方の手は鉄棒をしっかりつかみ
逆上がり練習台があればできた!!

跳び箱もとべた。

リコーダーは通常の物はもちろん吹けなかったけど
フルートのように沢山の器具をつけてもらった
私専用のリコーダーは吹けた。

そして好きで うるさいくらい吹いてた…笑

縄跳びは母が集めた情報で
私専用を、作ってもらったが
最終的には右手に縛り付けて飛んでいた…汗

あれ??
できないことって、
物をつかんでもつ事くらいかな??

義手もあったけど、使わなくなっちゃいました

母が私に特別に用意してくれたのは
手作りの縄跳びとリコーダーくらい。

今の日常生活で私専用の何かを使う事はない。

そういえば、高校入学の時に義手
(動かないみたくれだけのもの)
も用意してくれた。

でも、初めの1、2回はつけたけど
結局、邪魔になり使わなくなりました。

今、思うとお母さんゴメン…です。

「できない」のは最初は誰でもおなじ。
できないことは、できることへ

両手が健常でもはじめはできない。
そこは同じ。

ただ私は人より時間がかかるだけ。

私の中で両手のある人と同じ事が出来るように
絶対なりたい!!と
ちぃさい時から負けず嫌いだったのも手伝って

リボン結びも三つ編みも
なんでも自分で出来るようになった。

できないことはできることへ…

なので今、困ることはほぼない。

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きっと母や祖母、そしてお友達や先生や
回りの方々がしてくれたこと…

「時間がかかっても見守ること」

そのおかげで、今の私がいるのだと思います。

本当に感謝です!!

今、不安に思っているお父さんお母さん

とっても不安に思うと思いますが…

大丈夫です!

他のお子さんよりもちょっとだけ気長に
見守ってあげてくださいね。

☆riiiさんのInstagram☆

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「ふつうって何だろう?」
「多くの人と違うことはかわいそうなこと?」

この絵本を読んで得られる気づきの一つ一つが少しでも多く集まれば、世の中の「驚き」も変化していくと信じています。

この絵本と共に、「初めて会ったとき、どうかびっくりしないでね」そんな気持ちがたくさんの人に届くことを、子どもたちと共に願っています。

2018年冬出版。少しでもこの絵本に興味をもってくださる方
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出版:センジュ出版
文:LICOさん(作家/育児アドバイザー)
画:江頭路子さん(イラストレーター/作家)

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Hand&Footの絵本

いつかふつうに出会えるように。

指が少ない子に出会ったとき、あなたはどうしますか。「ふつう」って何だろう?指がないのは「かわいそう」?この絵本をきっかけに、是非親子で話し合ってみてください。
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